テランブログ

日常や思い出を探検して、見たこと、感じたこと、不思議に思ったことなどを書いていきます。

【ブラック《果物皿とトランプ》】 透明ガラスのあっちとこっち。 一体なにが貼りついてるやら?

なんだ? これは?

模様か・・・はたまた何かの映像?

うーむ、なんともとらえがたい。

でもいくつかわかる物もあるなぁ。

ブドウとか・・・トランプカードとか!

 

【ブラック《果物皿とトランプ》】 透明ガラスのあっちとこっち! 一体何が貼りついてるのやら?

それ以外は何かの部分が集まってきたような。

ちょっと黄色っぽいところもあるけど、白黒モノトーンで灰色が多い。

 

そんな中で目立ってるのはハートのエースだ。クローバーもエースだ!

よく見るとアルファベットも見えるなぁ。N とか L とか、他にも。分割されてるのか?

円形も・・・見えてくる。明確なマルはないけど、見れば見るほど円を感じてはくる。

 

ブドウがあって、左には・・・やっぱり果物か?

とするとテーブルと・・・皿があるのか?

どうにもすべてが宙に浮いてるみたいだ、視点が定まらない!

 

・・・

それもそのはず、これはキュビスムの作品らしい!

 

 

自然界にあるものが三次元のフォルムでできてると考え・・・分解的に観察して・・・絵に再構成する・・・。

映像的だと感じた理由もここにあるのかもしれない。複数の視点から見た風景なり人物なりを、モザイク状に一枚の絵に集めるから一度にたくさんのイメージを目の当たりにした気分だった。

後期印象派ポール・セザンヌが実践した世界の見つめ方なんだって。セザンヌを尊敬する人は多かったみたいで、ブラックも強めの刺激を受けたらしい。

 

キュビスムの始めの方は、立体的って意味では絵の向こう側にまだ幅が感じられたけど、だんだん前に前にイメージを貼り付けていく感じで、すごい平面的な絵になったみたい。

この絵もよく見ると、周縁には円柱みたいなものがいくつもあって絵を構成して立体感があるけど、中央のあたりは板のような感じだ。

きっとセンターが「果物皿とトランプ」にちがいない。

ここは真上からの視点なんだろう、ハートのエースも真正面なわけだ。・・・クラブは少し斜めになってるか。

 

それでもブドウは前からで、ちょっと陰影もあるようで量感もあるんだよな。でもセザンヌの果物皿の静物画を思い出してみたら、これが同じようなものを描いた絵にはまったく見えないや。

 

ブラックはピカソと一緒にキュビスムを押し進めたんだったかな。

今まで遠近法とか透視法とかで表現されてた奥行の再現ではなくて、二次元的な絵と、リアルの世界側の関係へと変わっていくみたいだ。コラージュとか。

 

 

いろいろ気になるところはまだあるんだよな。

クラブのエースの周りに透明な何かがあるように見えたり、他も透けてたりするし。

 

 

ん? あの貼りついてるように見えるのは、もしかして・・・マスクか?

いや違うか!

 

 

 

作品:ジョルジュ・ブラック 《果物皿とトランプ》 1913年 国立近代美術館、パリ